
れず泣いてる時は、車をひっぱり出して、エンジンをかけ涼しい車の中で一時休むと言った具合で、翌年はクーラーを仕付けたりと、家の中は一変しました。
それに加えて2歳上の姉も一緒に育てた方が、この子たちにとっては最もいいと考えた末手続きをしましたが、姉は千葉県の乳児院に居たため、所轄措置替えの手続きに時間がかかり、当家へ来た時は3歳の誕生日を過ぎたばかりの大事な時期でした。
子供2人になって始めて、多忙と言うことが、私には実感として分りました。一人子の息子を苦もなく育て、お姉ちゃんの来る迄の11ケ月間もさほど苦なく育てていた所へ、2歳違いの姉、ここでよく他人の子を育てるなんて、とてもと言う親たちの気持ちが理解できたことは、逆に言うと私は体験できて良かったと今思ってます。これが子育ての悪戦苦闘なのだと言うことを……。
2人の里子は、姉の方が標準より小さく、妹の方が大きいと言う結果は、2歳違いなのに、「双子ですか」と言われるようになったのは姉が小学へ入学した頃からでした。だから、洋服、帽子、靴、の果て迄色違いで買い揃えることになった。これが小学卒業の6年間双子にして、得をしたり損をしたりの生活をする。
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